Google NotebookLM活用術|社内資料をAIで即検索可能にする方法
NotebookLMとは?

NotebookLMは、Googleが提供する無料のAIツールです。PDF、Google Docs、テキストファイルなどの資料をアップロードすると、AIがその資料の内容を理解し、質問に回答してくれます。
最大の特徴は、回答がアップロードした資料の内容に限定されることです。一般的なAIのように「知らないことを推測して答える」ことがないため、ハルシネーション(AIの嘘)のリスクが極めて低く、ビジネス利用に適しています。
さらに、回答の根拠となった箇所が引用として表示されるため、「本当にその資料に書いてあるか」を即座に確認できます。
中小企業での活用シーン
社内マニュアルの即席FAQ化
就業規則、経費精算ルール、業務マニュアルなどをアップロードし、社員が「有給休暇の申請方法は?」「出張精算の領収書はいつまでに提出?」と質問すると、該当箇所を引用しながら回答してくれます。
契約書・提案書のレビュー補助
長い契約書をアップロードし、「この契約書で自社に不利な条項はどれか」「支払い条件はどうなっているか」と質問すれば、該当箇所を素早く特定できます。
会議資料の予習・復習
過去の会議資料や議事録をアップロードし、「前回の会議で決まったアクションアイテムは?」「Q3の売上目標はいくらだったか?」と質問すれば、会議に参加していなくても素早くキャッチアップできます。
研修資料の質問対応
研修資料をアップロードしたNotebookを受講者に共有すれば、研修後の「あれ何だっけ?」という質問にAIが24時間対応してくれます。
使い方(ステップ解説)
ステップ1:NotebookLMにアクセス
notebooklm.google.comにアクセスし、Googleアカウントでログインします。無料で利用可能です。
ステップ2:ノートブックを作成
「新しいノートブック」をクリックし、目的に合った名前をつけます(例:「社内規程FAQ」「Q3営業戦略資料」)。
ステップ3:資料をアップロード
「ソースを追加」から資料をアップロードします。対応形式はPDF、Google Docs、Google Slides、テキスト、Webページ(URL)、YouTube動画などです。1つのノートブックに最大50個のソースを追加できます。
ステップ4:質問する
チャット欄に質問を入力すると、アップロードした資料の内容に基づいてAIが回答します。回答には引用元が表示されるので、クリックして原文を確認できます。
ステップ5:共有する
ノートブックは他のGoogleアカウントと共有できます。「編集者」「閲覧者」の権限設定も可能です。
Audio Overview(音声要約)機能
NotebookLMのユニークな機能として「Audio Overview」があります。アップロードした資料の内容を、2人のホストが対話する形式のポッドキャスト風音声に自動変換してくれます。
通勤中に社内資料の概要を耳で把握できるため、忙しい経営者やマネージャーに好評の機能です。現時点では英語音声のみですが、日本語対応も進んでいます。
セキュリティ上の注意
NotebookLMにアップロードした資料はGoogleのサーバーに保存されます。Googleの利用規約上、アップロードされたデータはAIモデルの学習には使用されないとされていますが、機密性の高い情報(個人情報、営業秘密等)の取り扱いには注意が必要です。
社内利用のガイドラインとして、「アップロードしてよい資料の範囲」を事前に定めておくことを推奨します。
NotebookLM vs Dify:どちらを使うべきか
NotebookLMは「既存資料に対する質問応答」に特化した無料ツールで、セットアップが数分で完了します。一方、Difyは「カスタムAIアプリの構築」が可能で、外部公開やAPI連携、複雑なワークフローの自動化まで対応できます。
社内の数名で資料を検索したい程度ならNotebookLM、Webサイトへの埋め込みや本格的なチャットボットが必要ならDifyという使い分けが適切です。
まとめ
NotebookLMは、エンジニア不要・無料・数分で始められるAIツールです。「社内のあの資料、どこに書いてあったっけ?」という日常的な課題を、手軽に解決できます。
AI365では、NotebookLMやDifyなど、御社の状況に合ったツール選定と活用方法のアドバイスを提供しています。まずは無料のAI活用診断からお試しください。